順列組合せ
順列
個の異なるものから重複を許さずに、一列に並べる順列の数は、
個の異なるものから重複を許さずに、個を選び出し、それを一列に並べる順列の数は、
個のうち、個、個がそれぞれ同じものであるとき、これら個のものを1列に並べる並べ方の総数は
これもある意味当然。まず個が全て異なっていたとすると、その並べ方は個になる。
しかし、ここで個、個が実は同じものであるとすると、だけ余分にかけ算している事になるから・・・。割ってやれば良いとなる。
組合せ
ではでは、個の異なるものの中から重複を許さずに個を選び出す選び方の総数は、
なぜか?・・・
図のように、の5つから3つを選ぶ場合を考えよう。
もしその3つが、だった時、組合せならの一組だが、順列は下図のように6通りと計算するわけである。
つまり、1通りを6通りと6倍に換算していることになるので、逆に6で割ってやれば良いのである。
組合せの重要な公式
とは全く問題なく理解できる。でもその他はちょっとややこしい感じがする。
次のもちょっと考えれば当たり前だろう。
図のように5つのものからどの3つを組にして選ぶかを決めれば、必然的に残りの2つの組合せも決まる。だから、3つを取る組合せの数と、残りを取る組合せの数が同じなのは至極納得。
次のについては、図のようにを2つの事象に分解するという考え方をすれば理解できる。
ある特定の要素が選ばれているとすると、残りのから個を選べば良い。
一方、が選ばれていないとすると、残りのから今度は個を選べば良い。この2つの事象は排反だから、それぞれの組合せの数を加算すれば良い。
次のは以下のように計算上は明らか。
計算は確かにそうだとして、この事は一体何を意味しているか?
人の中から人の委員を選び、さらにその中から人の代表者を選ぶという過程と考える。
図の(a)素直に手順にそって考えた場合。
まず人の中から人の委員を選ぶ組合せはであり、さらにその人の中から一人を選ぶ組合せはなので、その組合せの総数は、である。
図の(b)結果的に人の委員とその内の一人の代表者が決まれば良いと考えた場合。
まず人の中から人の代表者を選ぶ組合せはである。その人は必然的に委員になる。なので、次にその人を除いた人から、人の委員を選ぶ組合せを計算すると、。なのでである。