関係性の分類

メタファー思考 (講談社現代新書) 上記の「心脳マーケティング」という本に触発されて、昔買ったメタファー本をパラパラと読み直していた。面白いヒントがあった。「メタファー三角形」(勝手につけた名前です)が表す3つの関係認識の分類である。

 

何故面白いのか?

ある商品なりのイメージを調べる時を想定してみよう。その商品名なり、その商品に関わる言葉なり、ある言葉がどんな構造の中に組み込まれているのか?を調べたくなる。

その時に、通常なら「近い−遠い」という距離を元に関係を整理すると統計的な処理が可能になる。バスケット分析なども購買の共起度合いを元に距離を決めて構造化する。しかし、近い・遠いだけでは構造の意味を把握する上では、あまりにも表層的なような気がする。

これは、「数学的な距離」を「意味的に把握」する為にどのように定めるか?という問題である。思いつくのは「良い−悪い」の評価軸上の距離である。単語そのものを「良い」「悪い」とする辞書を持っておき、ある単語の周りにある構造を調べる。そして、「良い評価の島」と「悪い評価の島」との関係を見て、どの単語が重要か? どの単語の関係がその構造を舟渡しているか? などを調べる等の事が出来るかもしれない。

しかし、「良い・悪い」の辞書を作るのは思った以上に大変であり、本来単語だけでは良いのか悪いのか、「一意」に決まらないはずである。う〜ん。・・・・いずれにしても、意味を客観的に構造化するには、やはり「関係性」=「距離」の概念をどのように捉えるかというポイントが大切なような気がする。

メタファー論からの距離

  • 類似関係
  • 包含関係
  • 隣接関係

オズグッドの3次元

  • evaluation
  • potency
  • activity